（日本ダービー検討・その１）コントレイルについて考える
いつもお世話になっております。
今回は、日本ダービーの検討の１回目です。
※ コントレイル
日曜日に行われる日本ダービー（東京優駿）。府中芝２４００Мが舞台の３歳馬限定のGⅠレースです。
今年のこのレースでは、皐月賞勝ち馬のコントレイルが人気を集めています。
皐月賞で、道中１２番手あたりを追走して、３コーナー付近から外々を回りながら、前にいる馬たちを追い抜いて快勝。
４戦４勝で、日本ダービーに向かうことになりました。
昨年、４戦４勝でダービーに出走したサートゥルナーリアが、単勝オッズ１６０円の支持を受けながら、スタートで後手を踏んで４着に敗れていますから、競馬に絶対はない、とは言えると思います。
あのアーモンドアイが、昨年の安田記念で、スタート直後に不利を受けたがために３着に敗れたことがありましたから、古馬のGⅠレースで、実績面でも距離適性でも申し分のない馬ですら、何らかのアクシデントで敗れることがあるのが、競馬です。
この時期の３歳馬にとって、府中芝２４００Мのレースは、初めてのことがほとんどで、今年の出走馬の中では、青葉賞を使っているヴァルコスだけです。他の競馬場の芝２２００Мのレースまで範囲を広げても、京都新聞杯を使ったディープボンドとマンオブスピリットが加わる程度だと思いますから、レース後に「芝２４００Мは、この馬には長いのかな」というコメントが出るような馬も何頭も含まれていることだと思います。
もちろん、人気を集めているコントレイルも芝２４００Мは初めてですから、こればっかりは、走ってみなければ分からないというしかないと思います。
とはいえ、まずは、コントレイルが府中芝２４００Мをこなせるのかどうかを考えなければ、話が先に進みません。
材料としては、前走の皐月賞。やや重の渋った馬場で勝ち時計が２分０秒７もかかった馬場状態の中、３コーナーから４コーナーにかけて外々を回ったのですから、他の馬よりも長い距離を走ったことになります。
渋った馬場を他の出走馬よりも長い距離を走って２着馬に半馬身差をつけての快勝ですから、皐月賞の際の馬場が外目の方が良かった点を割り引いても、コントレイルは、距離が延びるダービーでも十分に好走可能なスタミナがあると私は評価します。
ちなみに、２０１０年以降の皐月賞の勝ち時計をチェックしてみますと、１分５９秒を切った年が５回。このうち、皐月賞１着馬がダービーでも好走したのは、２０１５年のドゥラメンテ（皐月賞を１分５８秒２で勝って、ダービーも１着）、２０１６年のディーマジェスティ（皐月賞を１分５７秒９で勝って、ダービーでは３着）の２頭。
皐月賞を速い時計で勝った、ロゴタイプ、アルアイン、サートゥルナーリアが、ダービーでは４着以下に敗れています。
これに対して、皐月賞の勝ち時計が１分５９秒よりもかかった年の皐月賞勝ち馬のうち、ヴィクトワールピサ（ダービー３着）、オルフェーヴル（ダービー１着）、イスラボニータ（ダービー２着）、エポカドーロ（ダービー２着）はダービーでも好走し、ゴールドシップだけが５着に敗れています。
こうしてみると、時計がかかった皐月賞を勝った馬は、それなりのスタミナがあり、距離延長自体はこなせると思いますので、あとは、今年のような府中の速い馬場が苦手ではないかどうか。ゴールドシップは、位置取りが悪かったこともありますが、２分２３秒台の決着だったダービーで、先行策をとったディープブリランテはもちろん、トーセンホマレボシにも先着を許していますからね。
この点に関しては、２歳時に、東京スポーツ杯２歳Sを１分４４秒５で勝っているコントレイルは大丈夫そうに思えます。単純計算ですが、２分２１秒台の勝ち時計でも対応は可能だと考えます。
血統面では、過去、何頭も勝ち馬を出しているディープインパクト産駒ですし、コントレイルには（昨年のサートゥルナーリアと異なり）府中芝コースの勝ちクラもあります。
鞍上は、２０１８年にワグネリアンでダービーを勝っている福永騎手。
また、福永騎手はコントレイルの前走の皐月賞でも騎乗していますから、ダービーのジンクスともいえる「ダービーで騎手が乗り替わりの馬はダービーを勝てない」に抵触していません。
ならば、本命党らしく軸馬はコントレイルとします。
※ 方針・穴馬候補
検討の２回目以降では、相手を決めて、馬券を組み立てることにします。
馬連と三連複を買いたいのですが、コントレイルとサリオスとの馬連が３００円を切っており、馬連を買う場合、サリオスを思い切ってカットしないと、相手を絞り込まざるを得ません。今年は、馬連の相手が抜けるパターンで大苦戦していますから、嫌な予感が（笑）。
ならば、単勝オッズが１５０円以上あり、かつ、パドックの様子を見た限りで、コントレイルの具合が良さそうに見えた場合には、コントレイルの単勝のみを買うこととします。
ちなみに、現時点で私が考えている相手候補の馬のうち、人気薄の馬、穴馬候補は、以下の２頭です。
（↓ 馬名は、こちらに記しました。）
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