(桜花賞検討・その1)初心貫徹でいく
いつもお世話になっております。今回は桜花賞検討の1回目です。
※ 方針・軸馬
日曜日に行われる桜花賞。阪神芝1600Мが舞台の3歳牝馬限定のGⅠレースです。
私が競馬を始めたころ、既にGⅠというグレード制度が始まっていましたが、その頃の春のGⅠレースといえば、桜花賞からスタート。いよいよ、春のGⅠレースが始まるな、という節目のレースでしたが、近年は既にGⅠレースが実施されています。ということで、私にはかつては感じていたであろう「桜花賞か。いよいよ、GⅠシーズンだな。」といった風情を感じなくなってしまいました。
とはいえ、今年に限っては、開催自粛でもおかしくはないところですからね。
早期の感染拡大の収束、闘病中の方の快癒、効果的な治療法の発見等を願いつつ、私自身も不要不急の外出を自粛して、この困難な時を頑張っていきたいと思う所存です。
さて、今年の桜花賞では、1番人気に支持されると思われるレシステンシアに武豊騎手が騎乗することになります。
仮に、逃げるのがこの馬だとハッキリしていて、かつ、関西の競馬場のレースで鞍上が武豊騎手となれば、武豊騎手が作るペースを想定した上で馬券の組立てを考えればよいのですから、馬券が当たるかはずれるかは別としても(笑)、軸馬と相手を決めやすくなるでしょう。
ところが、今年の桜花賞では、逃げたときに勝っているスマイルカナが出走してきます。
発表されたワク順では、スマイルカナが2ワク3番、レシステンシアが8ワク17番ですから、スタートで後手を踏まない限りはスマイルカナが逃げるであろうと考えます。
スマイルカナは、逃げ切ったフェアリーSでは、真ん中の2ハロンを12秒0、12秒1くらいでペースを極端に落とさずに走っていますから、これはこれで価値があると思います。
しかしながら、阪神JFのレシステンシアは前半3ハロンを33秒7で入りながら、真ん中の2ハロンも11秒8、12秒0くらいで走り、その上で、ラスト3ハロンを11秒2、11秒5、12秒5くらいでまとめ上げていますからね。レシステンシアが3コーナー辺りから先頭に立てば、後続の馬はそれを追いかけざるを得ず、なし崩しに脚を使わされてしまいそう。
スマイルカナに関しては、好スタートを決めた後、真ん中の2ハロンでペースを落とせれば、4コーナーを回って最後の直線に入った直後に、一気にペースを上げて後続を突き放すという乗り方で好走が可能に思えるのですが、今回はレシステンシアがスタートで後手を踏むというアクシデントがない限り分が悪いと思います。
以上を踏まえると、マルターズディオサ、クラヴァシュドールは、安定感は認めますが、阪神JFの時の着差からして、前半からハイペースになったレースでは、レシステンシア相手では分が悪そうで、それはリアアメリア、ウーマンズハートも同様。
レシステンシアとこれまで対戦がない馬では、サンクテュエール、デアリングタクト、ミヤマザクラが力がありそうですが、これまでのレースぶりからして、レシステンシアが作るであろう、息が入らない流れのレースには不向きなように思えます。
さらにいえばです。
昨年の12月、当ブログの記事「阪神JF回顧など」(←当ブログの昨年12月の記事です)において、小生はレシステンシアについて、以下のとおり記しました。
(以下「阪神JF回顧など」からの引用です)
まずは、勝ったレシステンシアが強かったのは間違いないでしょう。
最初の3ハロンを33秒7で入って、最後に急な坂がある上がり3ハロンを35秒2でまとめて、1分32秒7の勝ち時計もさることながら、2着との着差が5馬身。
その時の体調や馬場状態いかんの部分もあるでしょうが、流れが激しくなりがちな桜花賞では、相当に有力な1頭ではないかと思います。
逆に言うと、前哨戦で、スローの上がり勝負になりがちなチューリップ賞に出走したときは、少し疑ってかかりたいと思いますので、「スローの上がり勝負だったチューリップ賞で3着くらいに負けた後、少し人気を落とした桜花賞での巻返し」のパターンに注意したいと思います。
(引用はここまで)
う~ん、このように書いて、チューリップ賞で3着に敗れたところまでは、想定の範囲内です。
ならば、初心貫徹ということで、桜花賞の軸馬はレシステンシアとします。
※ 相手候補
息の入らない厳しい流れを作るであろう、ラシステンシアを追いかけることになると、昨年のダノンファンタジーのようにゴール前で苦しくなることが予想されます。
となれば、レシステンシアが力を発揮した、厳しい流れだった阪神JFで、2着、3着、4着に上位入線した3頭の総合力を評価したいと思います。
また、人気薄の馬では、内ワクに入ったことを活かして、外々を回らずに、馬群を割りにいって、うまく進路があったときに好走があるかもしれない・・・と思える、この馬は良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
(↓ 馬名は、こちらに記しました)
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